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個人が売るチェキの値段は実際いくらか|BOOTH の268件を分類して調べた

2026-09-01(2026-09-15 更新)

個人でチェキをいくらで売るか決めるために BOOTH を眺めると、200円から50,000円まで並んでいて、相場が掴めません。

ここで調べたのは、個人が自分で値付けして売っているチェキです。中古のチェキがフリマでいくらで取引されているか、という話ではありません。

理由は、並んでいるものの半分以上が単品のチェキではないからです。福袋、記念グッズのセット、写真集、アクリルキーホルダー。これらが同じ検索結果に混ざります。

実際に数えました。

調べ方

2026年9月1日、BOOTH で「生チェキ」「コスプレチェキ」「撮り下ろし チェキ」を検索し、一覧に出た商品名と価格を集めました。278件、重複を除いて268件。それを目視で分類しています。

分類 件数
セット・記念グッズ・福袋 96
チェキ以外の商品 42
判別できなかったもの 4
単品のチェキ(集計対象) 112
チェキ風カード(印刷) 12
オンラインチェキ・チェキ会 2

半分以上は、単品のチェキではない

268件のうち142件(53%)を除外しました。内訳を見ると、なぜ相場が掴めないかが分かります。

  • 「福袋2025【松コース】」50,000円
  • 「laundry dog Tee 2枚セット」24,000円
  • 「くまうま写真集コンプリートセット(5冊)」16,000円
  • 「〇〇生誕記念グッズ」— チェキを含むが、アクスタやボイスとの束
  • 「チェキ5枚セット」— 単価ではない

「〇〇記念グッズ」がとくに多い(96件の大半)。チェキが入っていることが多いので検索には出ますが、値段は束の値段です。

一覧を眺めて受ける印象は、この142件に引っ張られています。単品の値段を知りたいなら、まず除く必要があります。

単品のチェキは、中央値 1,000円

除外後の112件です。

中央値 1,000円
真ん中の半分(四分位) 700〜1,475円
全体の幅 100〜3,500円

BOOTH の価格には「¥1,000〜」という表記があり、これはバリエーションの最低価格です。実際の売値より低く出る可能性があるので、この表記の商品を除いて計算し直しました。中央値は 1,000円のまま動きません。

100円や3,500円もありますが、例外的です。真ん中の半分は 700〜1,475円に収まっています(「〜」表記を除くと 700〜1,500円)。

実物のチェキと「チェキ風カード」は別の商品

チェキ風カードは、チェキの見た目に印刷したカードです。1枚ずつ現像した実物ではありません。

中央値
実物のチェキ(単品) 1,000円
チェキ風カード 550円

およそ半分です。

売っている側もそこは区別していて、「チェキ風カード(チェキではありません)」という商品名が実際にあります。同じ写真でも、実物を1枚ずつ作るのか、印刷して複数枚作るのかで、値段の桁が変わるということです。

枚数を作れる商品と、1枚ずつしか作れない商品は、別の商売として値段が付いています。

撮り下ろしでも、価格は変わっていない

ここが調べる前の予想と違いました。

件数 中央値 「〜」表記を除くと
撮り下ろし(新しく撮る) 28 1,050円 1,000円
ランダム・在庫から 21 1,000円 1,000円

差がありません。

注文を受けてから撮るほうが手間はかかりますが、その手間は価格に乗っていません。

理由はこのデータからは分かりません。読み方はいくつかあります。買い手が「撮り下ろし」に追加のお金を払う対象を見ていないのかもしれませんし、売り手が手間を価格に反映させていないだけかもしれません。どちらかは、この調べ方では区別できません。

言えるのは、「撮り下ろしにすれば高く売れる」という前提で値段を決めると、実勢から外れるということです。

差が出ているのは、コスプレの生撮影

件数 中央値 「〜」表記を除くと
コスプレの生撮影 13 1,400円 1,800円

上は3,500円まであります。単品のチェキ全体の中央値が1,000円なので、明確に上の帯です。

衣装、スタジオ、撮影そのものの手間が乗っていると読めますが、13件と少ないので、幅を持って見てください。

サイン・落書きの差は、数字が定まりませんでした

件数 中央値 「〜」表記を除くと
サイン・落書きの記載あり 19 1,100円 1,150円
種別の記載なし 31 1,000円 700円

差が +100円にも +450円にもなります。数え方で倍以上ぶれるので、この調査からは金額を1つに決められませんでした。

原因は「種別の記載なし」のほうです。この区分には「〜」表記(バリエーションの最低価格)が多く含まれていて、それを除くと中央値が 1,000円から 700円に下がります。母集団が入れ替わってしまっているので、比較として成立していません。

前の記事では「落書き・サイン付きで +100〜300円」と書きました。今回の結果はその範囲を否定しませんが、確かめられてもいません。サイン・落書きで単価が上がること自体は、価格帯の重なり方から見て取れますが、いくら上がるかは、この調べ方では出せないというのが正確なところです。

この調べ方で分からないこと

数字を使う前に、限界を書いておきます。

  • 送料込みかどうかを見ていません。商品ページを開かないと分からず、数百円の差になります。この記事でいちばん大きな穴です
  • 販売終了した商品も検索に出ます。現役の値付けとは限りません
  • 1商品につき1区分で分類しています。「撮り下ろし・落書きあり」のような重なりは、どちらか一方に寄せました。区分どうしの比較は、そのぶん粗くなっています
  • 検索語は3つ、一覧の上位のみです。BOOTH 以外の場所(X の直接取引など)は入っていません
  • 分類は目視です。商品名から判断しているので、名前に書かれていない要素は拾えていません

いくらにするかは、売り手が決めること

帯を並べましたが、どこに置くかを決めるのは売り手です。

この記事で数字を出したのは、決める材料が何も無い状態を減らすためで、いくらが正しいと言うためではありません。同じ「チェキ」でも、実物か印刷か、コスプレかどうかで、市場が付けている値段は別々でした。自分が売るものがどれなのかが決まれば、見るべき帯も決まります。

決めた金額は、告知の文章にも自分で書くことになります。XにURLを貼ると出るリンクカードには、値段が含まれないためです(告知に何を書くか)。


この記事を書いている SellPage は、個人がチェキを売るための通販ツールです。売り出しを作るときに金額の候補(1,000円・1,500円・2,000円)を出しますが、これは今回のような調査から作った選択肢で、推奨ではありません。自分で入れても構いませんし、候補を無視しても構いません。

値段は、売る人が決めるものだからです。

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