受注生産のチェキに名前を書くのは、個人の売り手です。書いたものを検品してくれる人はいません。間違いに気づくのも自分で、気づかなければそのまま届きます。
そして受注生産には、在庫の通販に無い事情があります。棚から別の個体を出してくることができません。1枚失敗したら、撮り直すか刷り直すかで、もう1枚作ることになります。
気づいた時点で、できることが変わります
書く前 — 注文に入っている文字をそのまま見る
「チェキに書いてほしい名前」を受け付けている売り出しなら、買い手が書いた文字列が注文の詳細にそのまま入っています。まずここを開きます。
紛らわしいのは、読み方ではなく表記のほうです。ひらがなとカタカナ、漢字の異体字、アルファベットの大文字と小文字。買い手が書いたとおりに書くのが基準で、こちらで読みやすく直す必要はありません。
手で書き写す前に、画面の文字をそのまま見ながら書くのが確実です。一度メモに写すと、その時点で間違える余地が増えます。
書いたあと、発送する前 — 3つとも売り手が選べます
ここで取れる手は3つです。どれが正しいという決まりはありません。
- もう1枚作る。フィルムか印刷代が1枚ぶん余計にかかりますが、受付枚数は減りません。受付枚数は注文の枚数で数えるので、作り直したぶんは関係しません
- そのまま送って、先に伝える。「書き損じがあります」と一言添えて出す形です。買い手がどう受け取るかは分かりません
- 返金する。注文の画面から操作できます(返金の記事)
買い手に聞いてから決めることもできます。注文の詳細に買い手のメールアドレスが出るので、直接連絡できます。ただし返事を待つあいだ、発送目安の日数は進みます(発送目安の記事)。
発送したあと — 物は戻りません
出してしまったチェキは取り戻せません。できるのは、連絡することと、返金するかどうかを決めることだけです。
黙っているという選択もありますが、その場合、連絡が来たときにこちらは何のことか分からないところから始まります。
買い手から「名前が違う」と言われたとき
実際には、この順番が一番多いはずです。自分で気づかずに送り、届いた相手が気づいて連絡してくる。ここまでの3つは全部「売り手が先に気づく」前提ですが、そうならない場合のほうが普通です。
まず、間違えたのが自分かどうかを確かめます。注文の詳細には、買い手が入力した文字列がそのまま残っています。そこと、送ったものを見比べます。入力どおりに書けていたなら、買い手が入力を間違えたということになります。どちらなのかで、そのあとの話し方が変わります。
そのうえで取れる手は、発送後と同じ2つです。もう1枚作って送り直すか、返金するか。
送り直す場合、送料はもう1回ぶんかかります。最初の注文で受け取った送料は1回ぶんなので、差額は売り手の負担になります。
返金する場合、全額しか返せません。SellPageの返金は注文の全額を戻す作りで、金額を指定する操作がありません。「送料だけ返す」「半額返す」はできないということです。すでに送ったチェキは買い手の手元に残ったまま、代金が全部戻る形になります。
どちらを選ぶかは売り手が決めることです。ただし選択肢が「全部返す」か「もう1枚作る」の2つしかないことは、先に知っておいたほうがいい条件です。
防ぎ方は、注文フォームの設計から
書き間違えが起きるのは、書く対象が手書きだからです。減らす方向は2つあります。
受け付ける項目を絞る。注文フォームに出す「チェキに書いてほしい名前」「SNSのアカウント」「リクエスト」は、3つとも独立で、既定はオフです。名前を受け付けなければ、書き間違えは起きません。受け付けるかどうかは、売り出しごとに決められます。
書く前に読む習慣にする。撮る前・書く前に注文の詳細を開くのは、リクエストの確認と同じ動作です(自撮りの記事)。1回の作業に混ぜてしまえば、別の手間にはなりません。
なお、名前やサインが入ったチェキは、価格帯が上のほうに寄っています。ただし、いくら上がるかは価格調査の268件からは出せませんでした。受け付けない方向だけが正解ではありません。
「発送済み」を押し間違えたときは、戻せます
名前の書き間違えとは別ですが、同じ「やり直したい」が起きる場所なので並べておきます。
作業の状態を進める操作は、押し間違いを戻せるようになっています。商品準備も発送済みも、同じボタンで戻せます。
ただし1つだけ注意があります。発送済みにした時点で、買い手には「発送しました」が自動で届いています。あとから状態を戻しても、取り消しのメールは送られません。
つまり、押し間違えて戻した場合、買い手の手元には「発送しました」だけが残ります。実際にはまだ手元にあるということを、必要なら自分で伝えることになります。
この記事を書いているSellPageは、個人がチェキを売るための通販ツールです。書き間違えたときにどうするかは、こちらでは決めません。作り直しても返金しても、注文の画面から続けられるようにしてあります。